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VORTEX

VORTEX - Ultralight Efficiency

VORTEXは、EN-Cカテゴリーの中で最軽量を誇る2ライナーグライダーです。その革新的な設計は、パイロットの負担を最小限に抑えながらも、卓越したパフォーマンスを発揮し効率的なXCフライトを可能にします。

製品名
VORTEX(ボルテックス)
定価
¥858,000(税抜価格:¥780,000)
メーカー
NOVA
認証
EN-C , LTF-D
カテゴリ
上級、軽量
その他
マテリアル
リーディングエッジ:ドミニコ20D、35g/㎡
トップサーフェイス:ドミニコ10D、26g/㎡
ローワーサーフェイス:ドミニコ10D、26g/㎡
プロファイルリブ(suspended):スカイテックス27 ハード、27g/㎡
プロファイルリブ(unsuspended):スカイテックス27 ハード、27g/㎡
メインライン:リロス PPSLS 200 / エーデルリッド U-8001
ギャラリーライン:エーデルリッド U-8000 / リロス DC40
ブレークライン:エーデルリッド7850-240 / リロス DSL70 / DC40
ライザー:ケブラー 7mm

テクニカルデータ

サイズXXSXSSM
セル数65
投影翼面積(㎡)16.9918.7720.2222.08
翼面積(㎡)19.9922.0923.7825.99
投影スパン(m)8.869.329.8810.11
スパン(m)11.0411.6112.2212.59
投影アスペクト比4.72
アスペクト比6.10
全高(m)6.927.277.667.89
最大コード長(m)2.252.372.462.57
機体重量(㎏)3.303.503.753.95
認証フライト重量(㎏)60-8570-9580-10590-115
推奨フライト重量(㎏)70-8080-9090-100100-110
認証(EN/LTF)EN C/LTF D

カラー

White

White

特徴

パフォーマンスとシンプルさの調和


上昇効率を追求し、ハンドリングが精巧に調整されています。また、軽量な翼設計は大きなメリットとなり、フラットターンを容易にし、沈下率を最小限に抑えています。そのため、わずかな揚力でも効率的に利用できるうえ、タイトで力強いサーマルの中でも簡単に中心をキープすることが可能です。


効率的なBコントロール


VORTEXのBコントロールシステムは、NOVA史上最も直接的なシステムです。わずか数ミリの操作でも、正確な方向調整が可能です。ピッチコントロールが非常に効果的で、リアライザーに圧力をかけることで、長距離フライトでもグライダーの速度を落とすことなく腕を休めることができます。


シンプルな相棒


VORTEXは、リアルなフライトコンディションでの高いパフォーマンスだけではなく、実用性にも重点をおいてデザインされています。テイクオフ特性からパッキングの利便性まで、細部にわたって配慮されています。先端のニチノールロッドは曲げに強く、グライダーをより小さくパッキングすることが可能です。VORTEXにはコンセルチナバッグライトが標準装備ですが、通常のインナーバッグを使用することもできます。超軽量構造のVORTEXは、XXSサイズ(テイクオフ重量60~85kg)でわずか3.3kgと、このクラスで最も軽いEN-C 2ライナー機の1つです。
注: VORTEXの2ライナーデザインにより、B3ストールは効果的な降下テクニックですが、従来のビッグイヤーも完璧に機能します。これについてはFAQで詳しく説明しています。


ライザーまで効率性抜群


VORTEXのライザーは扱いやすく、幅7mmのケブラー強化ウェビングで作られています。XENONでも知られる高さ調節可能なBハンドル(HABハンドル)はカーボン製で、5段階の高さ調節が可能です。これにより、ハンドルの位置を自分の体格やハーネスの形状に合わせて最適化することができます。Bハンドルを個別に調節することで、アクセルフライト時のグライダーコントロールをより効果的に行うことができます。


テイクオフウエイト



ターゲットグループ


VORTEX(EN C/LTF D)は、ハイク&フライを愛するXCパイロット向けに設計されており、EN-C 2ライナーならではの卓越した性能と安全性を提供します。MENTOR 7のようなハイBセグメントに慣れ親しんだ経験豊富なパイロットは、VORTEXへの適応もスムーズです。


Red Bull X-Alps アスリート


アーロン・デュロガティは語ります


「VORTEXでの初フライトは最高でした! 昨年の春から最初のプロトタイプを飛ばしていましたが、夏に行ったパキスタンでのプロジェクトでは、私の定番の翼になりました。完成版は? 超コンパクトで、驚くほど飛ばしやすく、トライアングルフライトやXCフライトに最適です。この翼は、操縦に気を取られることなく、飛行そのものに集中できるように設計されており、そのクラスでは驚異的な性能を誇ります!」


NOVAのCEOで、テストパイロットのフェルディナンド・フォーゲルは・・・


「2ライナーでフライトを始めるのに最適な翼です。アスペクト比が低いため、フライト体験を損なうことなく高いパッシブセーフティを提供します。ストールのマヌーバーでも、3ライナーと同じくらい寛容な挙動を見せてくれます。これによって、リラックスした飛行が可能になり、加速飛行中でも自信を持って操縦でき、バーを押した状態をより長く維持することができます。まさにロングフライトに必要なすべてが揃っています。そして、最も優れている点は、このクラスで最も軽量な翼の1つであり、ハイク&フライ アドベンチャーに最適なことです!」

3月初旬、フェルディはイタリアのバッサーノで驚異的なフライトを達成しました。169キロメートルのフラットトライアングルフライトを達成しました。これは、この時期 (2025年) に同エリアからフライトした最長距離です。


NOVAチームパイロットのルカシュ・シミンスキーは・・・


「NOVAの新しい超軽量XC機であるVORTEXで、初めてのXCフライトをしました。操作性は非常にスムーズで、弱いサーマルでもCODEXより明らかに効率的でした。Cカテゴリーの2ライナーの世界に足を踏み入れたいパイロットにとって、素晴らしい翼です。」

彼はケニアで記録を目指しながら強いサーマルの中でVORTEXを最初に飛ばしたパイロットの一人でもあり、その過酷な条件下での卓越した性能を一層際立たせました。初飛行では259キロを飛行し、それはCODEXでケニア記録を樹立したわずか2日後のことでした。


ビデオ


TESTING THE NEW VORTEX FROM NOVA - ULTRALIGHT EN C-2 LINER


ギャラリー





VORTEXには次のものが付属します


ザックは別売りとなります


コンセルチナバッグ

コンセルチナバッグライト


リペアキット


吹き流し


マニュアル


ザックは別売りとなります


ザックは付属していませんが、グライダーと同時購入で割引となる商品がございます。
詳細は「NOVAザック別売り」割引となるザックの情報をご参照ください。


FAQ

CODEXとの違いは何ですか?

VORTEXはCODEXと似ていますが、最大の違いはBハンドルコントロールです。VORTEXはよりダイレクトでしっかりした感触を提供し、長時間のフライトでより優れたサポートを提供します。速度やパフォーマンスを低下させることなく、腕をBハンドルにのせて休ませることができます。

ほとんどのパラグライダーでは、Bハンドルを引いて加速すると、翼端の迎え角が大きくなり、パフォーマンスが低下します。CODEXは、最小限の圧力でパフォーマンスを低下させることなくBハンドルを引けるという点でユニークです。対照的に、VORTEXはより正確なフィードバックを提供します。翼端をより直接的に感じ、小さなステアリング入力で大幅に方向が変わります。

2ライナーへ移行する新しいパイロットは、通常、軽いBハンドルの操作感を好む一方で、経験豊富なパイロットはCCCグライダーに近い、やや抵抗のある操作感を評価する傾向にあります。VORTEXはその中間に位置し、適度なBハンドルの圧力と扱いやすい操作感を両立しています。

もう1つの重要な違いは、VORTEXにはライザーまで伸びるスタビラインがないことです。これにより、ロール安定性が向上し、抗力が低減します。

CODEXとVORTEXはどちらも軽量ですが、最も軽量な2ライナーをお探しの場合は、VORTEXをお選びください。

EN-C認証とパイロット要件は変更されていません。

VORTEXで SIVコースを受講できますか?

はい、できます!
必要な認証コラップスはすべて、フォールディングラインを使用しています。このラインはAライザーの前方に追加される構造で、飛行中はテンションがかかっていません。従来のパラグライダーでAライザーが使用される方法と同様に、コラップスを開始するときにのみ使用されます。

フォールディングラインは、ほとんどの2ライナーでコラップスを誘発するために必要です。特にフロントコラップスでは、Aラインを引くとグライダーが加速するだけでコラップスが発生しないことがよくあります。ただし、認証テストとセーフティトレーニング (フォールディングラインのコラップスは、実際のコラップスよりも一般的に安全です) を除いて、これらのラインは役に立ちません。

VORTEXには、フォールディングライン用の取り付けループがありません。
SIVトレーニングには代わりになる操作をお勧めします。
例:
-ディープストールはクラバットにつながる可能性があり、クラバットの取り扱いを練習できます。
-ダイナミックピッチリカバリーは、コラップスのチャンスを生み出します。
-グライダーを止めずにピッチ操作を行うと、フロントコラップスを引き起こす可能性があります。
-フルアクセルの状態から急激にブレーク操作を行うと、サイドコラップスまたはフロントコラップスを引き起こす可能性があります。

フォールディングラインがなくても、学ぶことはたくさんあります。

2ライナーの利点は何ですか?

2ライナーの利点は、ライン抵抗が少ないことです。しかし、それ以上に重要なのが、いわゆるBステアリングです。これは特にアクセルフライトに役立つ機能です。これにより、パラグライダーの迎え角を非常に直接的に変更して、乱気流を補正できます。最終的には、これにより、3ライナーよりも乱気流を速くフライトできるようになります。

Bステアリングとは何ですか?

Bステアリングとは、高さ調節可能なBハンドル(HABハンドル)を使用して翼をコントロールすることを意味します。ブレーキラインを使ったコントロールの代替手段として、加速飛行中でも、性能を損なうほど翼型を変形させることなく、ピッチと方向の制御を行うことが可能です。

B3ストールはどのように機能しますか?

B3ラインを対称的に引き下げると、B3ストールが始まります。外側の翼が後方に大きく曲がり、沈下率が大幅に増加するまで引き下げ続けます。グライダーは、B3ラインが再び解放されるまで、このフライト状態で安定しています。すべてのテストフライトで、この操作はシンプルで許容範囲が広いことが証明されました。ビッグイヤーを行う場合は、翼を少なくとも25%加速することをお勧めします。

ハンドルの高さを調整するにはどうすればいいですか?

ライザー上のカーボンハンドルの高さは、複数のレベルに調整可能です。これにより、上腕の長さやハーネスの形状に合わせた人間工学的な調整が可能です。これを行うには、カーボンチューブから両方のキャップを外し、六角ナットでネジ接続を緩め、HABハンドルを希望の高さに配置し、ネジ接続を閉じてキャップを取り付けます。


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