クライミング&レース

NOVAはBANTAM 2を発表しました。BANTAM(1)の後継機です。重量はわずか1.6kg (サイズ12)で、新しいニチノール製ロッドのおかげでさらに小さくパッキングが可能です。前モデルと比較して飛行中の安定性が増し 加速性が向上しました。ターゲットグループは、これまでと変わらず、登山家やレッドブル ドロミテマンに参加する方々です。基本設計に変更はなく、33セルで非常に短いラインを使用しています。とはいえ、BANTAM 2はまったく新しいグライダーです。グライダーのサイズは12と14で、それぞれLTF/EN DとEN C/LTF Dの認証を取得しています。

NOVAがBANTAM(1)を発表したとき、フィリップ・メディカス率いる設計開発チームは、そもそものターゲット層をクライマーや登山家たちにしていました。このグライダーは 超軽量で、小さなテイクオフでも確実に発進し、強風でもパイロットを谷に確実に降下させるそんなグライダーを求めるパイロットのためにつくられました。初代BANTAMはこれらの点で優れていましたが、BANTAM2では更に向上されました。初代機はレッドブル ドロミテマンのようなハイク&フライのレースでも究極のグライダーとして証明してきました。
2022年のレースでは全選手の40%以上が、BANTAMを使用することとなりました。その中には3連覇中のChrigel Maurerも含まれています。BANTAM2もそのようなレースに適したグライダーにすることは、開発チームのリーダーフィリップ・メディカスの計画でもありました。
設計のゴールは、初代機のポジティブな特徴を向上させ、新しいデザインを作り上げることです。見た目ではそれほど変わりませんが、BANTAM2は全く新しい設計がされました。このグライダーは、NOVA独自の "Wing Designer "ソフトウェアで作成されたもので、重要なパラメータであるプロファイルや弧形、曲線、アスペクト比4.5(BANTAMは4.4)が向上しているのです。そのおかげで、テイクオフやランディングの動きの向上と共に、安定性とパフォーマンスも良くなったのです。特に、アクセルが全開になっているときBANTAM2は、初代機よりも安定するようになりました。ドロミテマン(ウーマン)にとって、これは魅力的なことです。

BANTAM 12サイズでは、スピードバーの長さを基本12㎝に設定されていました。これでも非常に速いのですが、もっと早く飛びたいパイロットの為に17㎝まで長くすることが可能としました。安全性は12㎝を超えると著しく落ちる為、NOVAは基本の12㎝で使用することをお勧めします。

ハイク&フライ、クライム&フライはBANTAM2の醍醐味を引き出します。BANTAM2のサイズ12は重量たったの1.6㎏です。初代のものより50g軽くなりました。Nitinolロッドを採用しています。Nitinolロッドによりパッキングボリュームがコンパクトになるだけではなく、ポリアミドロッドよりもよじれに影響をうけなくなりました。ランディングの後は、すばやくパッキングができますのですぐに次のアドベンチャーに出発できます。
BANTAM2に新しく採用されたのは、ミッドセルリンクです。これは、リーディングエッジにおいて、各セルの中央で上面と下面が細いウェビングで繋がれています。この設計で、飛行中のリーディングエッジのプロファイルシェイプが向上されました。リーディングエッジのプロファイルシェイプが良いという事は、ハイスピードでのフライトパフォーマンスに特に良い結果をもたらします。
アルプスからのテイクオフにとって、パイロットからキャノピーまでの距離がたった4.3mしかないのはありがたいことです。BANTAM2であれば、どこからでもテイクオフできるという事です。被膜付きのラインのため(ギャラリーライン以外)、セッティングが容易で、雪山や急斜面からのテイクオフも留め具もあるのでキャノピーが動いてしまうのを防ぐことができます。これらの特徴は安全にも貢献しています。

キャノピーはあっという間に風をはらみ、パイロットの頭上で自然に安定します。Theo de Blicは、BANTAM2についてこのように話しています。「NOVAが送ってくれたBANTAM(初代機)は非常に速いグライダーでした。彼らと契約をする数日前の話です。冗談じゃなく、このグライダーが私とNOVAの今日の関係を作ってくれたのです。私にとって、特別なものなのです。BANTAM2は初代機の全ての特徴を引き継いでいます。ダイナミックで、フライトが楽しいグライダーです。非常に軽くて、ハンドリングも正確です。それに加え、BANTAM2はパフォーマンスがより安定し、スピードの幅も広がりました。こうなると、BANTAM2は究極のハイク&フライマシーンといえますね。」

NOVA BANTAM 2 – データ

  • 3ライナー、33セルの軽量ミニウィング
  • サイズ: 12、 14
  • 認証: サイズ 12 EN/LTF D; サイズ14 EN C/LTF D
  • アスペクト比: 4.5 flat, 3.4 / 3.5 projected
  • 投影翼面積: 12.1 / 14.0 m2
  • 翼面積: 14.4 / 16.2 m2
  • キャノピーからパイロットまでの距離: 4.3 / 4.5 m
  • キャノピー重量: 1.6 / 1.8 kg
  • フライト重量: 65–90 / 55–100 kg
  • NOVA 3Dシェープ: リーディングエッジのしわを抑制
  • 上面ベクターテープ: 良好なハンドリング
  • ミニリブでパフォーマンス向上
  • NOVA エアースコープ: エアインテークの最適化と内部圧の向上
  • ライザー: 軽量ライザー7 mm幅, Kevlar補強
  • Nitinolロッド:加速時の飛行でプロファイルシェイプ向上、パッキングも容易に
  • ミッドセルリンク: リーディングエッジのプロファイルシェイプ向上
  • 生地: 上面下面 Dominico 10D (26 g/m2),  プロファイルリブPorcher Skytex 27 (27g/m2)
  • 被膜付きライン(ギャラリーライン以外)
  • 急斜面や雪、芝などで滑りやすい場所からのテイクオフに使用する留め具

キャノピーは非常に早く膨らみ、パイロットの頭上で自然に安定します。
Theo de Blicのようなテイクオフは簡単にできます。BANTAM初代機に比べ、ブレークラインはより正確に反応します。BANTAM 2はよりコントロールが簡単ですが、テイクオフの際に顕著に感じられます。

フライト中、初代機でも非常にダイナミックで正確な反応でした。BANTAM 2のキャノピーの設計では、計算上これらが大幅に向上されました。バレルロールも可能です。BANTAM2のスピードと、フレアー時の反応、高い安定性が、難しいコンディションでも安全な飛行を可能にしてくれるのです。

登山家やアスリートも参加するレッドブル ドロミテマンやライズ&フォール等のイベントに参加するパイロットがBANTAM 2 のターゲット層です。つまり、経験豊富なパイロットが対象です。ここで、フライト重量が問題になりますが、NOVAは事実に基づき下記の様にWEBサイトに記載しています。
「必要なスキルは翼面荷重が大きくなるほど高くなります。なので、BANTAM 2 サイズ12 (EN D)をフライト重量の上限で飛行させる場合、非常にダイナミックな飛行パフォーマンスに対応しなければなりません。従って、高度な翼コントロールが必要となります。それに対して、サイズ14(EN C)のBANTAM 2は、低荷重の場合、非常におとなしいマウンテングライダーです。」

BANTAM 2 のカラーは1種類で、サイズは2サイズです。サイズ12EN/LTF D、サイズ 14は、EN C 又はLTF Dで認証されました。NOVAのミニインナーバッグと留め具が付属しています。


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