GIN イエティレスキュー開発物語

GIN  GLIDERS

Yeti Rescueの開発テストは2007年に始まりました。
Yeti RescueはONE Gより軽い生地、ラインを用いていますが、やみくもに軽量にすることはせず、私たちパイロットにとっての"ラストチャンス"のパラシュートはどうあるべきかを基本にデザインを考えました。そして、スポーツパラシュート同様の水準を実現するためにヘリコプターからのドロップテストを繰り返し行いテストは始まりました。ヘリコプターでのテストを終え、テストフィールドを韓国の湖上に移し、集中的にテスト、そしてビデオ解析を繰り返すこととなりました。パラシュートの性能はマテリアル(素材)、縫い方を変えるだけで不思議なぐらい大きな変化をするのです。

 

現在のEN認証テストはオープニングタイムテスト、ショックテスト、性能(揺れと沈下率)テストと細かく厳格に行われています。この中でもっとも重要視されているのが、揺れのテストです。90度の角度でオープンされたパラシュートは必ず揺れ始めます。ただし、この揺れが徐々に減衰する傾向が出なければ不合格となります。Yeti Rescueが使用しているゼロポロシティー(空気透過率0%)の生地はスカイダイビングでは多く用いられていますが、生地が空気をまったく通さないため、形状が悪いパラシュートは必ず揺れてしまいます。サスペンションラインおよびアペックスラインの長さ、ベントホールの大きさと微調整をし、遂にYeti Rescueは揺れの少ないパラシュートとして完成できました。

 

開発までに膨大な時間を費やしましたが、数々のトライ&エラーを通じて、自信を持って市場に送り出せるパラシュートを作り上げることができました。 その評価は、オーストリアのアッヘンゼー湖で長年マヌーバートレーニングをしているカール・スレザック氏をして「私の長年見てきたパラシュートの中でベスト」と言わしめたほどです。そのような意見はヨーロッパ各地のマヌーバーインストラクターから多く聞かれるようになり、2010年、瞬く間にヨーロッパ各国でベストセラーのパラシュートとなったことは、我々開発者にとって大きな喜びです。

 

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